インドネシア スマトラ島マンデリン・リントン・スマトラタイガー 深煎(フレンチロースト)
販売価格: 900円~3,600円(税込)
オプションにより価格が変わる場合もあります。
商品詳細
200gで10%OFF
500gで20%OFF
深煎り(フレンチロースト)
\900/100g
\1620/200g
\3600/500g
\1350/ドリップ(12gx10ケ一袋)
\1750/ドリップ個包装(12gx10ケ)
野太いボディと
スモーキーでスパイシーな香り、
「これぞマンデリン!」
といった風格です。
インドネシア、最大のコーヒー名産地、
スマトラ島、北スマトラ州、
トバ湖南岸沿いのリントン村。
この地で19世紀から伝えらえれてきた
伝統的アラビカ種がマンデリンです。
元々、もう少し南の
マンデリン州で盛んに
栽培されていましたが、
19世紀中ごろに
コーヒーの樹の病気
「サビ病」の蔓延で
マンデリン州では絶滅してしまった
コーヒーです。
標高の高いトバ湖周辺では
僅かにサビ病を逃れて
生き残ったものがあり、
それが現在のマンデリンの
系統につながっています。
ちなみに、
サビ病禍に襲われるまで
この地のコーヒーは、
コーヒーの王様として
君臨していました。
壊滅的な栽培量の減と
同時期にジャマイカの
ブルーマウンテンが
世界的な名声を得たこともあり、
マンデリンの名前は
忘れられていきました。。
同じ樹から完熟豆だけを
3度にわたって丁寧に
摘み取る「トリプルピック」。
大きな農園などでは、
区画ごとに一斉に
収穫してしまいますから、
このような細かな収穫は
ほとんど不可能です。
家族経営の小農家ならではの
丁寧な作業と言えます。
インドネシアのコーヒーは
90%以上が主に
インスタントコーヒーなどに
使われる下位品種のロブスタ種。
残りのアラビカ種でも
高温多湿の現地では
なかなか完熟豆を適正な
精製処理に回すことが難しく、
上質なものは本当に極僅かしかありません。
そんな中でもトップエンドの
マンデリンだと思います。
さらにちなみに、、
現在のマンデリンは
スマトラ式と呼ばれる
独特な精製方式を採用しています。
世界のどの地域でも、
コーヒーチェリーの果肉を除き、
その中の殻(パーチメント)の状態にし、
乾燥→脱穀→生豆の状態にしますが、
スマトラ式はパーチメントの状態で
あまり乾燥させずに脱穀をします。
脱穀後、生豆の状態にしてから
さらに乾燥をして仕上げます。
この独特の精製方法によって
現代のマンデリンには
「マンデリン香」と呼ばれる
独特な香りが伴います。
他の地域とは明らかに違う
マンデリン独特のアロマは
この製法によってもたらされます。
さらにさらにちなみにですが、、
19世紀半ばのサビ病禍は、
インドネシアから広く
インド、東南アジア諸国で
猛威を振るいました。
当時、イギリスの植民地であった
インドでも大規模なコーヒー栽培が
おこなわれていましたが、
このサビ病禍と同時期に
アッサム地方で紅茶の新種、
アッサム種が発見されたこともあり、
これを期にヨーロッパ随一の
コーヒー愛好国であった
イギリスは「紅茶の国」へと
大きく舵を切ることになったのだそうです。
他の写真
-
商品情報
生産国 :インドネシア
地域 :リントン南部タパヌリ地区
農園名 :小規模農家から集買
品種 :ジュンベル・アテン
精製方法:スマトラ式
輸入時期:2025年1月
保管方法:定温倉庫による保管