スペシャルティコーヒー専門自家焙煎店

イエメン モカ ハラズ(イエメニア) ジャスミン・バレルエイジド(浅煎・中浅煎・中煎)

イエメン モカ ハラズ(イエメニア) ジャスミン・バレルエイジド(浅煎・中浅煎・中煎)

販売価格: 3,000円~4,500円(税込)

オプションにより価格が変わる場合もあります。

焙煎度合:
サイズ&豆・粉:
数量:

商品詳細

 

\3000/100g
\4,000/ドリップ(12gx10ケ入一袋)
\4,500/ドリップ個包装(12gx10ケ)

 

朝煎りでは複雑なアロマの饗宴、

中煎りから深煎りになるに従い

それが重厚で複雑な香味へと

変化してゆきます。

 

 

 「ジャスミンの花と一緒に樽に

入れ発酵さた特別なコーヒー」

 

このコーヒーは花嫁を送り出す父親が

娘の婚礼用に作るものなのだそうです。

 

イエメンにおいてジャスミンの花は

 

 幸福の象徴であり、お祝いの席には欠かせないもの。

花嫁の婚礼衣装もブーケにした

ジャスミンの花で盛大に飾られます。

そのジャスミンの花と完熟チェリーを

お手製の樽に詰めて4日ほど発酵させ、

その後天日で1月ほど乾燥をさせて仕上げます。

その間、2時間ごとにチェリーの攪拌を

きわめて丁寧に行います

作業時間が1時間ほどかかりますので、

乾燥期間はほぼ付きっ切りで作業を続けます。

朝晩は夜露に濡れないようにシートを

かぶせるなどそれはまるで我が子を

愛おしむかのような扱いをしています。

 

  摘み取ったチェリーを天日乾燥で

カラカラになるまで乾燥させてから

脱穀して仕上げる手法を

ナチュラル製法というのですが、

こんなに丁寧な乾燥工程を行う産地は

イエメン以外にはどこにもありません。

 

 (一般的には1日の攪拌回数は2〜3回程度、

また乾燥が進むに従い、攪拌の頻度も

減らしてゆくのが普通です)

 

 

 この数年「イエメーニア」という言葉が

コーヒー業界では頻繁に聞かれるようになっています。

これはイエメン固有のコーヒー品種を指すものです。

最新の遺伝子解析に基づき、

 

イエメンコーヒーの特殊性、固有性が

徐々に明らかになり、

 

現在大変な注目を集めるようになっています。

コーヒーの原産地はエチオピア南西部から

スーダンにかけての地域とされていますが、

コーヒーを農作物として普及させたのは

イエメンのこの地域とされています。

それは少なくとも1000年以上前

のこととされますが、詳しいことは

ほとんどわかっていないのです。

一説では紀元前5世紀〜後7世紀頃に

エチオピア北西部〜イエメン南西部を

支配したアクスム王国の時代に、

エチオピアからこのイエメンに

コーヒーが伝わったのではないかとも

言われています。

(ちなみにこのアクスム王国は

シバの女王の末裔の国とも言われます!)

この時代のコーヒーは現在のような

液体のものは主流ではなく、

コーヒーチェリーを果肉ごと

すりつぶし団子のようにして

「食べる」ものだったようです。

主に薬や宗教儀式用の秘物として

扱われていました。

 

 

 イエメン(モカ)コーヒーは古くから

日本では人気の銘柄でしたが、

単一農園のようなものを入手することが

とても難しい産地でもありました。

そもそもが閉鎖的なお国柄であることや、

それぞれの産地も村ごとに大変古い

部族社会として確立されているため、

直接的なやりとりが極めて難しかったのです。

イエメーニアという言葉と共に世界中の

 

コーヒー関係者がイエメンコーヒーに

注目するようになり、このような単一農園・生産者の

コーヒーが入手できるようになってきました。

(大変歴史のある産地でありながら、イエメンの

 

コーヒーはこれまで欧米ではあまり

人気のある銘柄とは言えなかったのです)

 

 

 

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