スペシャルティコーヒー専門自家焙煎店

タンザニア キリマンジャロ ンギラ農園 中深煎(フルシティロースト)

タンザニア キリマンジャロ ンギラ農園 中深煎(フルシティロースト)

販売価格: 900円~3,600円(税込)

オプションにより価格が変わる場合もあります。

サイズ:
豆or粉:
数量:

商品詳細

200gで10%OFF
500gで20%OFF

中煎り(シティロースト)

\900/100g
\1620/200g
\3600/500g
\1300/ドリップ(12gx10ケ一袋)
\1700/ドリップ個包装(12gx10ケ)

 

上質なアフリカコーヒーらしい

大変明るく華やかなアロマ

すっきりとしたクリーンカップの中に

まろやかで重厚な味わいのハーモニー。

タンザニア・キリマンジャロの

最高峰の味わいだと思います。

 

タンザニア・キリマンジャロの中でも

超のつく有名農園。

数々のタンザニアーヒーコンテストで

多くの受賞経験を持ち、

今年のコンテストでも優勝を


果たしています。

そのンギラ農園から珍しい

ハニー製法(パルプドナチュラル)のコーヒーです。

元々酸味特性の強いタイプが

多いキリマンですが、まろやかで

ふくよかな味わいはさすが、と言う印象です。


 キリマンジャロはブルマンや

ハワイコナなどと並び、

日本では大変人気のある高級銘柄です。

ですが、実はキリマンジャロというブランド名は

ほぼ日本だけでしか流通していません。

ちょっと特殊なコーヒーでもあります。

世界的に人気が高い

アフリカコーヒーとしては、

原産地のエチオピア、

そしてケニアが突出しています。

この2つの国にだいぶ差を開けて、

このタンザニアを始め、近年では


ルワンダやブルンジ、マラウィ、

ザンビア、コンゴ、ウガンダなどの名前が


上がってくる感じでしょうか。


 エチオピア以南、ケニアやタンザニアでの

コーヒー栽培の歴史は意外と浅く、

19世紀終盤からのこと。

いずれもキリスト教の布教に伴い伝えられて

いったことがその始まりです。

エチオピア〜イエメンでは6〜9世紀には

コーヒー栽培が行われていたこと、

インドやインドネシアでは


17世紀後半から、カリブ海や中南米では

18世紀前半から、ハワイでも19世紀初頭には

コーヒーが伝わっていたことを考えれば、

原産地お膝元でもある東アフリカは

いかにも遅く感じられます。

タンザニアにはフランスの修道士会が

キリスト教布教の一助として、

東アフリカでは最初にコーヒーの苗を

ブルボン島から持ち込みました。

ブルボン島(現レ・ユニオン島)は

現在コーヒーの2大品種として珍重される

ブルボン種発祥の地で、この地から古典的な

ブルボン種がタンザニアに上陸した!

というわけです。この持ち込まれた

古典的なブルボン種のことを、


持ち込んだフランス修道士会にちなみ

「フレンチミッション」と呼んでいます。


 同じころ、ドイツの支配下に置かれた

タンザニアとイギリスの支配下になった

ケニアではその後のコーヒー産業の

歩みは少し違ったものになります。

ケニアはタンザニア経由の

フレンチミッション(ブルボン)と

エメン経由のモカ(別名スコティッシュミッション)が

伝わり、スコットランド人研究者などの

関与もあって高品質コーヒーの栽培に

まい進してゆくことになります。

タンザニアもそのポテンシャルは

ケニアに勝るとも劣らないものがありましたが、

プランテーション経営を行うドイツ人の方針は

主にイエメン(モカ)に転売することでした。

当時圧倒的にブランド力の高かった

イエメンに転売することで

後発組で販路確保が厳しかったことを

クリアーしようとした、というわけです。

(ケニアでも同じようなことはかなり行われていたようですが、、、)

 現在もタンザニアコーヒーを最も好み

輸入している国はドイツで、


それに次ぐ輸入国が日本です。

日本でタンザニアコーヒー、特に


「キリマンジャロ」の名が好まれている

理由には諸説ありますが、


1952年公開の映画

「キリマンジャロの雪」の影響と言われます。


原作ヘミングウェイ、主演グレゴリー・ペック、

映画自体は駄作とされてますが、、、

日本ではかなりヒットしその影響で

キリマンの名前がもてはやされたとか。

前後にはシェーンや風と共に去りぬ、


ライムライト、ローマの休日などが

目白押しで空前の洋画ブーム。

折しも朝鮮戦争特需から

神武景気へと繋がる戦後高度経済成長の

はしりの時期です。

特に日本で人気の高かったヘミングウェイ

の原作ということも手伝い、「キリマン」

はちょっとしたブームになったようです。

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